面接官は百戦錬磨?
面接試験で、一体どんな人が面接官になるのか。
これは各県庁・各県警によって、全く違います。
役職で決まっている場合、人を視る目がある人が選ばれる場合、実にさまざまです。
面接官の人数だって県によって違いますから。
ですので、面接官が百戦錬磨・・・とは限らない場合もあるかもしれません
しかし、かといって油断は禁物です。
面接試験には百戦錬磨でなくても、仕事経験、人生経験は豊富な面接官がほとんどでしょう。
そして、県庁によっては、評価制度を取り入れているところもあります。
そしてどこの県警もかなり細かく評価制度を取り入れています。
つまり年中部下を査定しているのですから、人を視る目は十分養われているでしょう。
面接官としての経験は少ないかもしれませんが、部下を査定することで、公務員として警察官としてどんな人が適切なのか、きちんとわかっているのです(上司の前でだけ、いい顔をする公務員もいるんですけどね。で、騙されてる上司もいるんですけどね)。
県によっては、若い面接官がいる場合もあるかもしれません。
この場合も、面接官としての勉強や訓練はきちんと積んでいるはずです。
また普段、多くの公務員に囲まれて仕事をしていますから、やはりどんな人が公務員として仕事を任せられるかを常に考えて面接を行っているでしょう。
使える人、使えない人、能力はあるけど規則が守れない人、規則通りの仕事をこなすしか取り柄のない人、コミュニケーション能力のない人、いろんな公務員を見てきていますから、若い面接官の方が、採点が厳しかったりするかもしれませんよ?
直接一緒に仕事をするのは、若い面接官の方が確率が高いですからね。
「こんな人と一緒に仕事する気にはなれない」って思われたら、そりゃ採点が厳しくなるでしょう。
面接のマニュアルどおりの言葉では、面接官には熱意は通じにくいかもしれません。
面接官は試験中、大勢の受験者を面接しているわけですから、みんながマニュアルどおりのことを言っていると、「みんな同じことを言っている」としか面接官には聞こえなくなってきます。
真剣な顔をした人に、何回も何十回も、同じようなことを言われていたら、だんだんマヒしてくるんじゃないでしょうか。
そんなものだと思うんですよ、私は下っ端だったから面接室には入ったことはないんですけど。
何2月7日行う - 13グレンデールアリゾナ州
ですから、いかに面接官によい印象を持ってもらえるかが大事になってくるのです。
いい子ぶってるだけじゃ、たぶん通用しないですよ。だってみんないい子ぶってるんですから。
マニュアルどおりの受け答えをしていても、「その他大勢」の中に入ってしまうと思うます。
すらすらと流れるようにマニュアルどおりの言葉を続けるのではなく、自分の言葉で、自分はこういう考えをもっているのだ、こういう人間なんだ、こういう人生を歩んできて、これからこういう人生を歩んでいきたいんだ、と丁寧に話しましょう。
少々詰まってしまっても、自分の言葉で一生懸命話す方が、印象を強めることができます。
よく、営業の本とかにもありますよね。口下手な営業マンでもセールスの成績がいい人は大勢いる、って。
面接試験は、いかに面接対策を行ってきたかを披露する発表会の場所ではありません。
公務員として仕事を任せられるか、公務員として適切な人物かを視られる場所なのです。
それを頭に入れた上で、面接対策を行うほうがいいでしょう。
面接試験では、自分の言葉で話す。これが大事です。
「やる気はあります」「こつこつ頑張るタイプです」「正義感が強いです」「コミュニケーション力、あります」
・・・・・・・そんなの、当たり前のことなんですよ、社会人としては。(これらが足りない公務員も多いですけどね)
もう少し掘り下げて、自分をアピールするエピソードがあるといいと思います。
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面接重視の時代を勝ち抜けるために
面接試験対策はしっかり行っておいてください。
まず、自分をしっかり分析して、面接試験で自分をいかにアピールするか、じっくり考えておいてください。
自分自身をいかにプレゼンテーションするかが面接試験です。
予想される質問をできるだけたくさん作って、答えを考えていくと、次第に自分というものが見えてきますので、自分を分析するのにいいかもしれません。
また、今までの自分の行動に対して、「どうしてこういう行動をとったのか」をひとつひとつ考えていくのも、自分を分析する方法の一つでしょう。
いちいち答えを考えるのは面倒ですが、面接試験ではどんなことを聞かれるかわかりません。
スギナ滝ワシントン
面接の流れによって思いがけない質問をされたりしますので、多方面からしっかりと自分を分析しておくと、どんな質問をされても、冷静に答えることが出来るでしょう。
どこの県庁職員でも警察官でも、面接試験を重要視する傾向はどんどん強まっています。
やはり人をみるには、直接会って話すのが一番だ、ということなのでしょう。
この人に公務員の仕事を任せられるか、この人は警察官としての職務を果たせるか。
ずっと以前から、面接試験はありましたが、昔の地方公務員試験は、「1次試験に合格すれば、あとは大きな失敗さえしなければ最終合格できる」というのが実情でした。
しかし、時代は様変わりし、どんどん人物重視、面接試験重視の傾向に採用試験は傾いています。
民間の会社でも、入社後すぐにやめてしまう、上手く周囲とコミュニケーションが取れない、ストレスに弱い、などと新入社員のことが話題になったりしますけど、それは実は公務員の世界でも同じなんです。
すぐに退職してしまう公務員こそほとんどいませんが、他の職員とのコミュニケーションをとることができない、とる気もない若手職員が時々いるようです。
当然、一般県民とのコミュニケーションに至っては、言うまでもありません。
そのため、コミュニケーション力(もちろんそれがすべてじゃないですよ?他にもチェック項目はいろいろあるのです)などがあるかをしっかり見極めるために、面接試験を重視するようになってきているのです。
自分が「公務員の仕事、警察官の仕事を任せてもらえるような人間」であることをいかにアピールするか、面接試験対策はぜひしっかり行っておいてください。
なぜ県庁職員、警察官になりたいのか?
どんな県庁職員、警察官になりたいのか?
合格しなかったらどうするのか?
今までどんな人生を過ごしてきてきたのか?
もちろん予想される質問の答えをせっかく考えていても、質問されないまま面接が終わってしまうこともあるでしょう。
かといって、緊張と、自分をアピールしようとするあまり、しゃべりすぎるというのも問題です。
「その話はもうわかったから」と遮られたりすると、それだけでショックですよね。
とにかく、面接試験は、落ち着いて受験することが大事です。
面接官を口で言い負かすのではなく、面接官の心に触れるような受け答えを狙うといいでしょう。
つまり、「感動」です。
ウィンドウが落ちる
エピソードの内容や話し方で感動させるのではなく、あなたという人材に「感動」してもらうのです。
面接から戻ってきた面接官から書類を受け取るとき、たまに、「今日は、すごくしっかりしたいい子がいたなあ」と、面接官がしみじみと口にすることがあります。
その人に、感動しているのです。
ぜひうちの県庁に、うちの県警に来て欲しい。
面接官にそう思ってもらえるような、面接を目指しましょう。
面接書類の書き方・・・というか、注意点
面接書類の提出。
面接試験第一関門、という感じですね。
面接書類はただの履歴書じゃありません。
面接試験を行うための資料なんですけど、それ以上に、事前に面接書類を提出する場合は、実際の面接試験の前から、この面接書類で、面接試験はすでに始まっているのだと思って書くべきです。
面接書類は適当にささっと書いておいて、当日マジになって本気をアピールしながら話せばいいんじゃない?
・・・という考えでは、とても面接試験でよい点はとれません。
この面接書類一枚で、前もってもたれるイメージにかなり影響が出ることもあるので、慎重に書きましょう。
他の県庁や県警ではどうか知りませんが、私のいた県庁では、事前に面接書類を提出するパターンでした。
それをコピーして、面接官に渡すのです。
面接官は、かなりじっくりと面接書類を読み込んでいます。
中には、マーカーや赤ペンで、たくさんマーキングをしている面接官もいます。
面接書類にたくさんの書き込みをしている人もいます。
質問する内容を考えているのではないでしょうか。
これも面接官によってかなり差がありますが。
県警の受験者に時々いるのですが、「やる気あるの?」というような面接書類を提出してくる人がいます。
なぐり書きで、自己PRや志望動機などを書く広いスペースも、いかにも適当に書いたという感じのやる気のない文章が一行だけ。
本当にそんな人、いるんですよ。
書き込む項目は地方自治体によっていろいろと違いがあると思うんですが、どこの地方自治体の面接書類にもあるのが、「志望理由」の項目だと思います。
なぜこの県の公務員になりたいのか。
「親や周囲が公務員が一番だというから」「地元だから」・・・・問題外です。
たとえそれが本当の理由であったとしてもね。
下手したら面接試験の場でお説教タイムですよ。圧迫面接じゃなくて、マジ説教。
公務員として仕事をするとはどういうことだと思っているのか。どういう覚悟を持っているのか。
面接書類を提出する時点で、ちゃんとそのあたりをアピールしておきましょう。
それと、あまりに細かい字でたくさん書くのも、たくさん自分をアピールするという点では有効なのですが、もっと自分の考えをまとめて、上手に文章構成を考えて書いた方がいいような気がします。
その方が、「お、文章力があるな」と、一度読んだだけで、面接官に強くアピールできるからです。
とにかく、少なくとも私のいた県庁、県警の面接官は、本気で面接書類に目を通しています。
しかも隅から隅まで。
誤字脱字、汚い字、筋の通っていない自己PR、いかにもどこかから書き写してきたような、見飽きた志望動機。
全部、チェックされていると思ってください。
志望動機は、別に他の人と同じでもかまわないんですよ、それが本気の志望動機であるなら。
ただ、「別に警察官でも県庁職員でも、国家公務員でも市役所でも、就職できるならどこでもいいや」という人でも、ある程度の志望動機は上手にかけるものなんですよね。
本気で警察官になりたい人が、それほど警察官という仕事に熱意を持っているわけではない人の書く志望動機に、文章力だけで差をつけられるのは、どうも納得ができない、というのが、個人的な意見です。
本気で警察官になりたい人、文章力、つけておいた方がいいですよ。
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